ドイツ語について
中世の風情をそのまま残したおとぎの国、ドイツ。ヒットラーが率いたナチスを始め歴史から知るドイツは暗くお堅いイメージを拭い去れない感はありますが、意外に日本に身近な存在です。アルバイト、ゼミナール、メッセ、グミなどドイツ語と知らずに外来語として使っている方も多いのではないでしょうか?
日本とほぼ同じ国土面積をもつドイツ。この国で話されているのは言うまでもなくドイツ語です。発音は多少の例外を除いてほぼローマ字読みなので、日本人にとっては英語よりも聞き取りやすいかもしれません。文法に関していえば、基本的にSVO型なのでルールを覚えてしまえば、動詞や名詞の変化等を除けば組み立てやすいと言えます。また英語と違い、名詞は頭文字を必ず大文字にすると言うのもありがたい特徴です。
多くの国がそうであるように、ドイツにも方言が存在しています。一般的に標準語と言われているのはハンブルク、ブレーメンといった都市が位置する北ドイツ地方の言葉であり、東の方になると方言がきつくなり、また南ドイツには日本でいう大阪弁に相当するような方言があります。
ドイツ語を公用語としているのは、ドイツの他にオーストリア、スイスがあります。この3国以外にも、リヒテンシュタイン、ベルギー、ルクセンブルクの一部にドイツ語を話す人々がいます。また、オランダ語にも似ているので、ゆっくり話せばオランダ人にも通じますし、北欧の言葉にも似ているものが結構あるので応用が利きます。やはり同じゲルマン言語系の言葉は理解しやすいようです。