特許翻訳とは?
特許翻訳とは、特許出願後より特許が取得できるまで、
および特許取得後における手続きに関する文書の翻訳です。
例えば医薬品や化学、コンピューターソフトや機械などの、
技術分野の特許が該当します。
主に発明者と特許庁の間で交わされる文書です。
特許申請書類の翻訳例
例えば日本の技術者がアメリカに特許申請を行う場合、
アメリカ特許庁に対して、特許明細書を提出します。
特許明細書とは、発明の内容を文章にまとめた書面です。
大抵の場合は数十枚単位なのですが、
100枚以上となることもあるようです。
書面の提出後、アメリカ特許庁から拒絶となった際には、
拒絶理由通知が発行されます。
この書類は、アメリカからの発行のため、
すべて英語の文章となっていることから、
日本の技術者が読んでわかるように、
日本語に翻訳します。
その反対の例で、アメリカの技術者が日本の特許庁へ申請する際には、
日本特許庁から発行された拒絶理由通知を、
アメリカの技術者が読んでわかるように、
英語に翻訳します。
この2つの例は中間手続と呼ばれ、
翻訳者の役割は比較的大きなものとなります。
特許翻訳が必要な書類
★特許明細書
発明を文章によってまとめられた書類です。
明細書と特許請求の範囲、図面と要約書にて、
成立しています。
この中で最も多くページが割かれているのが、
明細書であり、「発明の開示」を中心項目として、
「最も好ましい実施の形態」にて、発明したものを、
どんな風に実施していくのか?ということで、
実地例も含めて記されます。