20. アレクサンダー・フレミング ペニシリンの発見者

フレミング Fleming, Sir Alexander 1881~1955 イギリスの微生物学者。
1906ロンドン大卒業後、セント-メアリ病院でA.ライトの助手となり、抗細菌性物質を研究。’28ロンドン大教授。’22鼻汁からリゾチームを発見。’28アオカビからペニシリンを発見。’45 H.W.フローリー・チェーンとともにノーベル医学・生理学賞受賞。

21. アラン・チューリング 数学者 計算機科学の父

チューリング Turing, Alan Mathison 1912~54 イギリスの数学者・論理学者。
ケンブリッジ大卒。1945~48国立物理学研究所員、’48マンチェスター大コンピューター研究室次長、’51イギリス学士院会員。’37論文「計算しうる数」において、チューリング-マシーンの概念を導入し、今日の計算機科学の開祖となる。

22. マイケル・ファラデー 科学者

ファラデー Faraday, Michael 1791~1867 イギリスの物理学者・化学者。
ロンドンの近くの鍛冶屋の子として生れ、13歳のときから製本屋の徒弟をしたが、かたわら書物を読み、科学研究に志し、1813ロイヤル-インスティチューションのデーヴィーの助手となる。’24ロイヤル-ソサエティ会員、’25ロイヤル-インスティチューション所員となり70歳まで在職。’23塩素の液化、’19~’24鉄合金の研究、’25ベンゼンの発見、ガラスの改良等、実験化学また工業上での業績をあげた。のち物理学とくに電磁気学の研究に進み、’21エルステッドの発見した電流の磁気作用から、電磁気回転をつくる実験に成功、またその逆の作用として磁気作用により電流を得ることを研究し、’31電磁気誘導を発見、電磁気学に画期的発展をもたらした。さらに’33電気分解に関する<ファラデーの法則>を発見、電気化学の基礎を確立。また従来の電磁気現象に関する遠隔作用論をすて、近接作用論の立場から電場・磁場・力線の概念を導入、マクスウェルの電磁場理論への道をひらいた。ほかに’31真空放電における<ファラデーの暗部>の発見。’45磁場による偏光面の回転<ファラデー効果>の発見や、’45反磁性物質の発見等がある。これらの研究は’31から23年間記録しつづけられた。「電磁気学の実験的研究」として発表(’44~’55)。また少年向けのクリスマス講演「ローソクの科学」(’61刊)も著名。

24. エリザベス2世

エリザベス2世 Elizabeth II 1926~  イギリスの女王、在位1952~
ジョージ6世の長女。1947エディンバラ公と結婚、’52即位、’53戴冠式を挙行。イギリス連邦の連携を維持するため、世界各地を精力的に訪問。その一環として’75来日。3男1女の母。

26. ウィリアム・ティンダル 聖書翻訳家

ティンダル Tyndale, William 1492頃~1536 イギリスの聖書翻訳家・宗教改革家。
聖書の翻訳を志して大陸に渡り、ルター等にも会う。1525「新約聖書」、’30「モーセ5書」を英訳したが、いれられず、’35ローマの官憲に捕らえられ、異端の宣告をうける。トマス-クロムウェル等の奔走もむなしく絞首、火刑に処せられた。のちイギリスに密輸入された彼の聖書は同地の宗教改革運動を刺激、推進した。後年の欽定訳は、これを基礎としている。

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