39. ジョン・ハリソン 時計職人

ハリソン Harrison, Benjamin 1833~1901 アメリカの政治家。
第9代ハリソン大統領(Harrison, William Henry)の孫。1888大統領選で民主党グリーヴランドの対立候補として共和党より出馬。実業界の支持を背景に当選(第23代、’89~’93)。有能な法律家であるが政治指導力に欠け、産業界の利益を反映して最高の税率をもつマッキンレー関税法(’90)を制定。他方独占批判も高まり、シャーマン反トラスト法(’90)の成立をみた。

40. ヘンリー8世 (イングランド王)

ヘンリー8世 Henry VIII 1491~1547 イギリス王、在位1509~47。
ヘンリー7世の子。1509キャサリン-オヴ-アラゴンと結婚。大陸での戦争に介入、’13フランスに対抗する神聖同盟に加わる。’15スコットランド王ジェームズ4世を敗死させる。’21「七秘蹟論」を書き教皇レオ10世から<信仰の擁護者>の称を与えられたが、キャサリンとの離婚問題で教皇庁と対立、’29枢機卿ウルジーを解任、’33ひそかにアン-ブリーンと結婚。教皇との対立は激化し、王の至上権を主張、’34<首長令>を発してイギリス教会の首長となり、国教会を組織してローマ教会から独立。ついで2度の修道院解散によって修道院財産・所領を没収しカトリック教会の財産を縮小。その治世に中央集権体制を確立し北部大貴族の勢力を削減、絶対主義政治を完成した。

41. チャールズ・ディケンズ 作家

ディケンズ Dickens, Charles 1812~70 イギリスの作家。
貧窮のため初等教育だけで独学。19歳のとき議会報道記者となり、以後ジャーナリストとして活躍するうち、その豊富な経験と文才で小説を書きはじめる。1836習作的作品「ボズのスケッチ集」を皮切りに、今なお多くの人に親しまれる作品を書いた。その間2度アメリカに旅行、’50週刊誌「ハウスホールド-ワーズ」、’59「オール-ザ-イヤー-ラウンド」を発行。ときおりユーモアをまじえながらも哀感のこもった文体は、ひしひしと人の心にせまり、その社会悪に対する憤りは、読む人に人間的な共感を与える。19世紀ヴィクトリア朝イギリスを代表する作家。(著)「ピクウィック-ペーパーズ」1836~37、「オリヴァー-トゥイスト」’38、「クリスマス-キャロル」’43、「デヴィッド-カッパーフィールド」’49~’50、「2都物語」’59、「大いなる遺産」’61。

42. フランク・ホイットル ジェット・エンジン発明者

ホイットル Whittle, Sir Frank 1907~  イギリスの航空技術者。
航空士官学校を卒業後、空軍士官として試験飛行に従事。1930ジェット推進としてのガス-タービンを発明。’34~’36ケンブリッジ大で研究、’37最初のガス-タービン機関の運転に、’41には飛行に成功した。’77アメリカ海軍兵学校教授。(著)「ホイットル-ジェット推進ガス-タービンの生い立ち」1945。

44. ジョン・ロジー・ベアード テレビの開発者

ベアード Baird, John Logie 1888~1946 イギリスの電気工学者。
スコットランド生れ。グラスゴー大卒。1925機械的走査力式による世界最初のテレビジョン装置を発明、’26年1月初めて放送に成功した。

イギリス英語翻訳サービストップへ戻る