48. ウィリアム・ウォレス スコットランドの愛国者

ウォレス Wallace, Sir William 1272頃~1305 スコットランドの愛国者。
ウェールズ系。スコットランド人の蜂起を指導、イングランド軍をスターリング地方ペルスから撃退するが、1298エドワード1世の軍とフォルカークで戦って敗れ、フランスに逃れた。

49. フランシス・ドレーク イギリス海軍提督

ドレーク Drake, Sir Francis 1543頃~96イギリスのエリザベス朝時代の海賊・軍人。
1570~72私掠船で西インド方面に活躍。’77~’80イギリス人として初めて世界周航。’85西インドのスペイン植民地を略奪。’87カディス湾でスペイン艦隊と戦う。’88 C. ハワードのもとに従軍、スペイン無敵艦隊を撃墜。’95~’96西インド諸島遠征中に没。

50. ジョン・ウェスレー(1703年 – 1791年) メソジスト運動の創始者

ウェスリー Wesley, John 1703~91 イギリスの宗教改革者・メソディスト派の創始者。
1725オックスフォード大を卒業し国教会の聖職者となる。’35伝道のため渡米。船内でモラヴィア同胞団に接し、敬虔主義の影響をうける。帰国後は<回心>の体験を重んじ、信仰のみにより人は救われるとの教えを説いて、<完全>にまで導かれる生涯をうったえる。しだいに国教会側からうとんぜられ、彼の死後独立の一派が生れる。<回心>の感情体験を重んじた点や予定説についても古カルヴィニズムとはちがっている。(著)「全集」1856~62、「日記」(8巻)1909~16。

51. アーサー王 ケルト君主

アーサー Arthur 〔架〕ブリトン人の伝説的な王。
600年前後にしばしばサクソン人を撃退したブリトン人(ケルト系)の将軍が、ウェールズ・コーンワル・アイルランド・ブルターニュ等に追われたケルト人の英雄待望の気分のなかで、強大な英雄王に観念的に昇華された姿と考えられる。このアーサー王伝説が12世紀中頃イギリス人ジェフリ-オヴ-モンマスによって初めて記録されると、ただちにロマンスとして発展、のちに中世を風靡する最大の文学の一つとなった「アーサー王物語」の骨格が同世紀中にできあがった。

52. フローレンス・ナイチンゲール 看護婦

ナイチンゲール Nightingale, Florence 1820~1910 イギリスの看護婦。
イタリア生れ。1853ロンドンで看護婦長となり、’54~’56陸相S. ハーバートの要請でクリミア戦争の傷病兵を看護、病院の改革に尽くした。’60「看護ノート」を刊行。’62~’64南北戦争、’70~’71普仏戦争で外国からの協力を要請される。イギリス・ドイツ・フランス・ノルウェー各国から表彰され、看護を名誉ある職業にたかめ、万国赤十字社の起源をなした。

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