53. トーマス・エドワード・ロレンス アラビアのロレンス

ローレンス Lawrence, Thomas Edward 1888~1935 イギリスの考古学者・軍人。
第1次大戦下および大戦直後に活躍した<アラビアのローレンス>として知られる。北ウェールズのトレドマクに生れ、オックスフォード大に学ぶ。考古学、とくに築城術に関して研究。1911イラクの遺跡発掘事業、’13シナイ測量隊に参加。第1次大戦勃発に伴い、エジプト中東局情報測量班の一員となる。’16メッカのシャリフ、フサインの挙兵に際し、カイロから派遣された軍事顧問として、ゲリラ戦を展開。’19パリ平和会議で活躍したが、のち自棄的生活を送り、’35オートバイ事故で死亡。(著)「知恵の7柱」1926。

54. ロバート・ファルコン・スコット 極地探検家

スコット Scott, Robert Falcon 1868~1912 イギリスの探検家・軍人。
海軍大佐。1901隊長として南極を探検、シャクルトンらとともにキング-エドワード7世ランド等を発見、内陸部の調査に成果をあげる。’10再び南極をめざし、’12アムンゼンより約1か月遅れて極点に達したが、帰路吹雪により基地の近くで凍死。

59. ジュリー・アンドリュース 女優、歌手

アンドルーズ Andrews, Julie 1935~  イギリスの女優。
父が芸人だったので子供の頃より舞台に立ち、1954渡米、「ボーイ-フレンド」でブロード-ウェーにデビュー。ひき続き’56「マイ-フェア-レディ」、’60「キャメロット」で舞台ミュージカルのスターになり、映画デビューの「メリー・ポピンズ」でアカデミー主演賞受賞。ほかに映画「サウンド-オヴ-ミュージック」(’65)、「暁の出撃」(’69)、「ビクター/ビクトリア」(’82)に主演。

60. エドワード・エルガー 作曲家

エルガー Elgar, Sir Edward 1857~1934 イギリスの作曲家。
オルガニストであった父から学び、自らも教会オルガニスト・吹奏楽指導者等をしながら作曲の道に進む。後期ロマン派風の重厚な音楽を発表して、17世紀以来振るわなかったイギリスの音楽を復興した。(作)2曲の交響曲、管弦楽曲「謎の変奏曲」、6曲の行進曲「威風堂々」、交響詩「ファルスタッフ」、管弦楽のための変奏曲「謎」、ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲、オラトリオ「ジェロンティウスの夢」、カンタータ「カラクタクス」。

64. ジェームズ・コノリー アイルランドのイースター蜂起のリーダー

コノリー Connolly, James 1868~1916 アイルランドの社会主義者。
アイルランド系労働者の子としてエディンバラで生れる。はやくから労働運動・社会主義思想に触れる。1895ダブリンに来て、永住の地とする。’96最初の社会主義政党、アイルランド社会共和党を結成。1913ダブリン-ストライキをJ.ラーキンとともに指導、そのときに生れた市民軍を翌年再建、’16のイースター蜂起ではP.H.ピアースとともに中心的指導者として活躍するが捕えられ、銃殺された。マルクス主義をアイルランドの民族運動に初めて導入、社会主義社会をめざす彼の民族主義は現代アイルランドに大きな影響を残している。

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