65. ジョージ・スチーブンソン蒸気機関車のパイオニア
スティーブンソン Stephenson, George 1781~1848 イギリスの発明家。
ニューカッスル近くの炭鉱の火夫の次男。14歳で機関工となる。馬でひく石炭運搬用トロッコにかわりワットの蒸気機関の利用を着想。1814試運転に成功。’15ディヴィーとともに鉱山用安全灯を発明。’21ストックトン~ダーリントン間の、’24リヴァプール~マンチェスター間の鉄道技師となり鉄道を敷設。’25年9月ストックトン~ダーリントン間に最初の機関車を走らせ、’29リヴァプール~マンチェスター間に息子のロバートとともにつくった<ロケット号>を走らせた。’47イギリス機械学会初代会長。
66. チャールズ・チャップリン俳優、映画監督
チャップリン Chaplin, Charlie 本名 Sir Charles Spencer Chaplin 1889~1977 イギリスの映画俳優・監督・制作者。
ユダヤ系。寄席芸人の子。早くに父を失い貧困生活を送る。芸人となりダンス・歌・パントマイム等の訓練をうけ、カルノー座に加わる。1913渡米し、マック-セネットに認められ映画界入り、’15頃からドタバタ喜劇の形式で庶民の見方に立ち、特異な扮装と独特な演技で涙と笑いのうちに現代社会の機械文明と不正を鋭く風刺、全世界に広い人気を獲得した。「ライム-ライト」(’52)の完成後、マッカーシー旋風で’53帰英、のちスイスに在住。平和擁護の活動にも参加。’75ナイトの爵位を得る。(作)「黄金狂時代」1925、「街の灯」’31、「モダン-タイムス」’36、「殺人狂時代」’47、「ニューヨークの王様」’57。(著)「私の自叙伝」’64。
70. ジェーン・オースティン小説家
オースティン Austen, Jane 1775~1817 イギリスの女流作家。
ハンプシャーの牧師の娘として生れ、結婚せず外面的には平凡な人生を送る。早くから創作に興味を示し、平穏な日常生活を的確な性格描写をもって描いた「分別と多感」(1811)、「高慢と偏見」(初めの題は「第一印象」’13)、「マンスフィールド-パーク」(’14)、「エマ」(’15)、「ノーサンガー寺院」「説きふせられて」(’18)の6つの作品がある。とくに「高慢と偏見」「エマ」は、伝統的イギリス小説の代表的作品とされている。
71. ウィリアム・ブース救世軍の創始者
ブース Booth, William 1829~1912 イギリスの宗教家、救世軍の創立者。
1850頃よりロンドンのメソディスト派宗教運動に参加、貧民伝道を経て、’78救世軍を組織、<救いと聖潔>を説きつつ貧民救済・更生運動を指導。(著)「暗黒のイギリスとその脱出」1890。