アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ 作家・飛行士
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ Saint-Exupéry, Antoine de 1900~44 フランスの作家・飛行士。
1920 兵役の義務に服し、航空隊に入る。除隊後、民間の飛行士となる。その体験をもとに、’29「南方郵便機」、’31「夜間飛行」等を書く。’43の童話「星の王子さま」は広く読まれている。第二次大戦に従軍、偵察飛行中、北アフリカ上空で行方不明となった。著作:「人間の土地」1939、「戦う操縦士」’42。
イブ・サン=ローラン ファッション・デザイナー
イブ・サン=ローラン Saint=Laurent, Yves 1936~ フランスのファッション・デザイナー。
17歳のときクリスティチャン・ディオールに才能を認められて助手となる。1957ディオール没後、彼のオート・クチュールの後継者となってファッション界に衝撃を与える。’62独立、大衆との結びつきを強調、彼自身のクチュール・ハウスを開き、エレガントなデザインによって一流の評価を確保し続けている。
マルク・シャガール
画家マルク・シャガール Chagall, Marc 1887~1985 ロシア生れのユダヤ系画家。
ヴィテプスクに生れる。20歳のときペテルブルグに行き、レオン・バクストと知り合い、彼に連れられ、バレエ一座とともにパリへ行く。ここでキュービズムの影響をうけ、奔放な想像力を発揮し、幻想的で詩情豊かな作品を描いた。1914ベルリンで個展を開く。アポリネールによってシュールレアリスムの先駆と見なされた。一時ロシアに帰国、’23パリへ亡命。ゴーゴリ・ラ=フォンテーヌの挿絵を描く。’41ナチスの迫害を逃れて、’48まで在米。この間、ストラヴィンスキーのバレエの舞台装飾を手がけた。’48南フランスヴァンスに落ち着く。(作)「盃をかかげる2重肖像」1917~18、「女曲馬師」’31、「夏の夜の夢」’39、「花さける羽毛」’43、「夢のかげに」’44。
ココ・シャネル 服飾デザイナー
ココ・シャネル Chanel, Gabrielle 1883~1971 フランスの女性服飾デザイナー。
1910アメリカのメーカーに見出され、デザイナーとして自立。第1次大戦前後、画期的なスポーティなドレスで売り出し、シャネルスーツとして世界中に知られる。第2次大戦後は香水(シャネル5番)でも有名。ビキニもその作品の一つ。
スタンダール 作家・批評家
スタンダール Stendhal本名 Henri Beyle 1783~1842 フランスの作家・批評家。
父は弁護士。1800、17歳でナポレオン1世のイタリア遠征に参加、のち陸軍経理官・参議院評議員となり、ナポレオンの、モスクワ遠征にも主計として従軍。ナポレオン没落後、’14~’21までミラノに滞在。帰国して7月革命後トリエステ領事、’31チヴィターヴェッキアの領事となり没年まで在職。休暇でパリに帰り滞在中、再度の脳溢血発作で死去。自ら刻ませた<アルゴ・ベール、ミラノの人、生き、書き、愛した>墓碑銘は有名。死後約20年、テーヌ・ブールジェらによりその価値が認められ、ロマン主義とリアリズムにまたがる近代小説の最も偉大な先駆者とされる。著書:小説「赤と黒」1930、「リュシアン・ルーヴェン」’34~’35、「エゴチスムの回想」’32、「パルムの僧院」’39、評論「恋愛論」’22。