ルキノ・ヴィスコンティ 映画監督

ルキノ・ヴィスコンティ Luchino Visconti 1906~1976 イタリアの映画監督。
舞台演出家としても活躍。初監督作品「妄執」(1942)でネオ・レアリズモ運動に影響を与える。’48「大地は揺れる」、’53「夏の嵐」、’60「若者のすべて」。その後の作品は’68「地獄に堕ちた勇者ども」、’71「ベニスに死す」等がある。

カラヴァッジョ 画家

カラヴァッジョ Caravaggio, Michelangelo da 1573~1610 イタリアの画家。
光と陰の鋭い対比による徹底したリアリズムを確立。代表作「キリストの埋葬」は次世代へ大きな影響を与えた。独自の解釈による宗教画を描き、たえず物議をかもした。聖マタイ*やバッカス*をテーマにした連作等もある。

ガリレオ・ガリレイ 物理学者、天文学者

ガリレオ・ガリレイ Galile, Galileo 1564~1642 イタリアの物理学者、天文学者。
ピサに生れ、フィレンツェで初等教育をうけ、1581医学を修めるためピサ大学に入学。在学中に振り子の等時性を発見。トスカーナ宮廷数学者 オスティリオ・リッチから数学を学ぶ。’86 「小天秤」、’87「個体の重心についての定理」の2論文を著わし、’89 ピサ大学教授、’92~1610 パドヴァ大学教授。「レ・メカニケ(機械について)」「加速度運動について」等を書き、1609年望遠鏡の発明を伝え聞き、これを天体望遠鏡に応用、’10 木星の衛星、金星の満ちかけ、太陽黒点、月の凹凸等を発見。これに基づき、’10 「星界の報告」、’13 「太陽黒点についての誌及び証明」を出版、コペルニクス*地動説に一証を加えた。’10フィレンツェのトスカーナ大公に招かれ、その第一哲学者兼第一数学者となるが’16宗教裁判(第1次)にかけられ地動説放棄の訓告を受ける。しかし、彗星をめぐってローマ学院長と激しく論争し、「イル・サジアトーレ(贋金鑑識官)」(’23)を出版、’30「天文対話」を著わし、’32年2月発刊、7月には発禁となり、10月ローマの異端審問所に召喚され(第2次宗教裁判)、’33年6月に判決により幽閉される。しかしその後もアリストテレス*自然学の誤りを明らかにする「新科学対話」(’38)を出版。慣性の法則、運動の相対性の発見は特に著名。実験的方法と数学的論証を統合させ、近代的科学の方法を確立した。1989ヨハネス・パゥルス2世*が教会の非を認め、公式に名誉を回復。

クラウディア・カルディナーレ 女優

クラウディア・カルディナーレ Cardinale, Claudia 1939~ イタリアの女優。
1957の美人コンテストに入賞し、’58映画デビュー。’59「刑事」、’60「鞄を持った女」、’63「ブーベの恋人」等でトップスターになった。ほかに「熊座の淡き星影」(’65)、「家族の肖像」(’74)に主演。

アントニオ・ストラディバリ ヴァイオリン製作者

アントニオ・ストラディバリ Stradivari, Antonio 1644頃~1737 イタリアのヴァイオリン製作者。
N. アマティの工房で仕事をし、のちに独立。ヴァイオリンの構造に多くの改良を行い、クレモナを中心としたヴァイオリン製作の黄金時代を築いた。600をこえる作品(ストラディバリス)は、今日なお名器として使用されている。

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