レオナルド・ダ・ヴィンチ 画家

レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo da Vinci 1452~1519 イタリアの画家・彫刻家・解剖学・土木工学等も手掛けたルネサンスの万能人。フィレンツェ近郊ヴィンチ村に生まれる。フィレンツェに出てヴェロッキオに師事、助手として「キリストの洗礼」の他数点の一部を描く。そのできばえに驚いたヴェロッキオは、以後筆を断ったという。1483~99 ミラノ公ロドヴィーコ・スフォルツァのもとで軍事技師をつとめ、またフランチェスコ・スフォルツァの騎馬像製制作も試みた。「3博士礼拝」「岩窟の聖母」「最期の晩餐」はこの頃の作。この時期写実から構成的な作品へと移る。1503フィレンツェに帰りパラッツォ・ベッキョの 「アンギアリの戦い」「モナ・リザ」等を描く。’06再度ミラノに移りフランソワ1世に仕えた。晩年は科学研究に専心。絵画論・科学論文等も残す。フランスのアンボワーズ近郊で死去。生涯独身。

ピエル・パオロ・パゾリーニ 映画監督

カラヴァッジョ Caravaggio, Michelangelo da 1573~1610 イタリアの画家。
光と陰の鋭い対比による徹底したリアリズムを確立。代表作「キリストの埋葬」は次世代へ大きな影響を与えた。独自の解釈による宗教画を描き、たえず物議をかもした。聖マタイ*やバッカス*をテーマにした連作等もある。

フェデリコ・フェリーニ 映画監督

フェデリコ・フェリーニ Fellini, Federico 1920~1993 イタリアの映画監督。漫画家・ジャーナリスト・俳優等を遍歴。1940脚本家としてロッセリーニ・P.ジェルミの作品に協力、ネオ・リアリズムの新しい担い手となる。’50「寄席の脚光」で監督としてデビュー。「道」(’54)は’56アカデミー外国賞を、「81/2 (’63)は’64同賞と’63モスクワ映画祭グランプリを受賞。一貫して登場人物の内面生活を重視、現代の苦悩を描く。(作)「青春群像」1953、「カビリアの夜」、「甘い生活」’59、「サテリコン」’69、「カサノバ」’75、「そして船は行く」’83。

ジャコモ・プッチーニ 作曲家

ジャコモ・プッチーニ Puccini, Giacomo 1858~1924 イタリアの作曲家。ヴェルディ以後のイタリア・ロマン派のオペラ代表的作曲家。1880~83ミラノ音楽院でG.バッジーニ・ポンキエリに学び、’84最初のオペラ索引「レ・ヴィッリ」で認められ、’93「マノン・レスコー」の成功でオペラ作曲家としての地位を確立。その後彼の3大傑作’96「ラ・ボエーム」、1900「トスカ」、’04「蝶々夫人」で世界的名声を博すが、ニューヨークで初演された「西部の娘」(’10)と3部作「外とう」「修道女アンジェリカ」「ジャンニ・スキッキ」(’18)等は一時的人気に終わった。最後のオペラ「トゥーランドット」を未完のまま没した。哀愁を含んだ美しいメロディーを中心に迫力のあるドラマティックな展開が特徴。

ベルナルド・ベルトルッチ 映画監督

ベルナルド・ベルトルッチ Bertolucci, Bernardo 1941~ イタリアの映画監督。父が詩人で彼もまた詩人としてスタートするが、のちにパゾリーニの知遇を得て、1962「殺し」でデビュー。「ラスト・タンゴ・イン・パリ」(’72)で世界的評価を得る。(作)「暗殺のオペラ」1968、「暗殺の森」’71、「1900年」’76、「ルナ」’79、「ラスト・エンペラー」’87(アカデミー監督賞等9部門受賞)。

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