韓国語について

キムチやチマチョゴリなど衣食のイメージが先行しがちな韓国ですが、意外に日本と共通点が多く、気候はもとより、同じアジア人の中でもとりわけ外見では区別がつかないほど似ています。また教育においては日本と同じ6・3・3・4制をとっており、学歴が重視される社会なので非常に教育熱心で2002年から大学入試がなくなるものの受験戦争においてその激しさでは日本を凌ぐとさえいわれています。

韓国で使用される言語は、世界のどの言語よりも日本語の言語構造と似ているといわれています。語順がほぼ同じで文法が非常に似通っているので、日本人にとっては学びやすい言語といえます。また、もともと中国から入ってきた漢字語が多く、新聞一行中の内7割が漢字に変換できるといわれているので意味を解しやすいとされています。

語学を学ぶことは文化を知ることと同義です。儒教色の濃い国である韓国では、目上の人を敬い、先祖を慈しむなど日常の礼儀作法の端々にその思想が根付いています。世界がボーダレス化する中で、一部若者の間では重要視されなくなってきたとはいえ、「絶対敬語」と称されるように自分の身内や会社の上司について話す時も敬語を使うなど、敬老精神は健在だといえます。また、兵役も20歳以上の男子に義務付けられています。

似ている部分が多いほど異なる部分は際立ちます。最も身近な国になりつつあるといえど、奥の深い韓国を学ぶ今がチャンスかもしれません。

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