ポルトガル語について
1543年の種子島の鉄砲伝来は我々日本人が最初に触れるポルトガルの情報ではないでしょうか?16世紀に日本にもたらされた南蛮文化は、今でも我々の日常に色濃く残っています。特にポルトガルをルーツとする言葉は200以上あるとも言われ、その交流の片鱗を見ることができます。例えばタバコはtobaco、ビードロはvidro、金平糖はconfeitoです。また、カステラやてんぷらがポルトガル語に影響を受けているのも有名な話です。
ポルトガル語はポルトガルのみで話されているわけではなく、ブラジルやアジアのマカオを始め非常に多くの人々に使用されており、言語別人口は世界で6番目となっています。スペイン語やイタリア語と同様に名詞、形容詞が性変化し、動詞の活用も多く文法は複雑です。また、イギリスとアメリカの英語に違いが見られるように、ヨーロッパとブラジルでのポルトガル語も発音やスペルなどに差があります。