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ルーマニア語翻訳

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翻訳分野

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ルーマニア語について

ルーマニアの公用語はルーマニア語です。また、トランシルヴァニア地方ではマジャル語(ハンガリー語)やドイツ語も使用されています。全域にわたりフランス語を話す人も多く、都市部では英語も比較的通じやすいです。
ルーマニア語の語源は紀元前にこの地域を支配していたローマ帝国が使用していた言葉で、ラテン語に分類され、イタリア、フランス、スペイン語に近いです。
ルーマニア語は、インド・ヨーロッパ語族イタリック語派に分類されます。ラテン語の東部地域における方言で、バルカン・ロマンス語派です。モルドバ語はルーマニア語とほぼ同じです。
ダキア・ルーマニア語は、ラテン口語やダキア・トラキア語などを起源にもつバルカン・ロマンス語の一方言がスラヴなどの強い影響を受けることにより、中世に成立しました。現在のルーマニア語諸方言は、7世紀から10世紀のある時点までは、ひとつの言語だったと考えられています。
周辺にスラヴ語民族が多く、教会の典礼言語がかつては教会スラヴ語であったことから、スラヴ語の影響を極めて多く受けました。語彙にスラヴ語の影響が多く20%がスラヴ語からの借用です。19世紀以前の記録はキリル文字で書かれています。また16世紀以降はトルコ語からの借用語が増大しました。
18世紀に行われた”浄化”運動により、アルファベットをキリル文字からラテン文字に改めるとともに、スラヴ語やギリシア語、トルコ語などの影響をラテン語、フランス語、イタリア語などからの借用により排除する再ロマンス語化が行われ、今日のルーマニア語が形成されました。