1. イスタンブール歴史地区
    ビザンツ帝国、オスマン帝国合わせて1600年もの間、都として繁栄してきたイスタンブールの栄華を象徴する旧市街の建築群。ビザンツを代表するモニュメントのアヤソフィアは、ギリシャ正教の大本山として君臨し、直径31mの大ドームは当時最高の技術力で造られました。オスマン朝の時代には数多くのジャーミィが造られましたが、なかでも傑作はスルタンアフメット・ジャーミィやスュレイマニエ・ジャーミィでしょう。歴代スルタンの住居だったトプカプ宮殿は、現在博物館となっており、東西から集められた秘宝の数々が展示されています。

  2. ギョレメ国立公園とカッパドキア奇岩風景
    エルジエス山の麓、標高1200mのこの高原地帯は太古からの火山活動と浸食作用によって、ニョキニョキと地面から顔を出すツクシのような岩峰が連なっています。

  3. ヒエラポリス・パムッカレ
    台地の上にはヒエラポリスと呼ばれる遺跡が残っています。紀元前2世紀頃の都市遺跡で、円形劇場や大浴場の跡があります。最も内陸部にある遺跡で、セルジューク朝に滅ぼされるまで栄えました。

  4. ハットゥシャシュ
    統率のとれた軍隊でアナトリアを支配し、エジプトのファラオと古代世界の覇権をかけて戦ったヒッタイト帝国。エジプト最盛期のファラオ、ラムセス2世でさえヒッタイトに打ち勝つことができず、世界最古ともいわれる平和条約を結んだことでも知られています。

  5. ネムルトダーゥ
    首から上だけの巨像が山頂にゴロゴロと転がっている奇妙な光景で知られるネムルトダーゥ。ギリシャ神話とペルシアの信仰のふたつの影響を受け、ヘレニズムの折衷様式の特徴をよく残している。

  6. クサントス・レトゥーン
    クサントスはリキヤ時代の首都、レトゥーンはその保養地として栄えた町。ビザンツ時代までは町としての機能が失われていなかったことがわかっています。

  7. ディヴリイのウル・ジャーミィと病院
    ウル・ジャーミィは13世紀前半のイスラーム建築の傑作。特に繊細にして壮麗な3つの門の装飾には思わず息をのみます。

  8. トロイ遺跡
    ホメロス『イーリアス』の舞台となったトロイ。10年に及んだ戦争のなかで、いろいろな勇者が出てきて活躍します。最後は木馬に潜んだギリシャ軍が町に火をつけて勝利したという有名な話です。

  9. サフランボルの宿場町
    アナトリア中部から黒海へ続く道の途中にあるサフランボルは、宿場町としておおいに栄えた所。町の西にある城跡や南にある隊商宿の跡にその面影が残ります。

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