1. アンコール・ワット
    アンコール・ワットは、今から約150年前にはその存在を知る人すらいませんでした。フランス人博物学者アンリ・ムオが再発見するまで、密林の奥深くに眠り続けていたのです。実は、この巨大寺院群を有したクメール王国はインドシナ半島の大部分とマレー半島の一部までを領土としたこともある大帝国でした。その規模と完成された美しさで知られるアンコール・ワット以外にも、数百を超える宗教施設が王国全土に造られていました。
    現在のシェムリアップ地域にその跡を残す王都は大農業王国の都であると同時に、王国内で最も豊かな水の都でもありました。
  2. プレアヴィヒア寺院
    プレアヴィヒア寺院は、カンボジアとタイ国境にあるダンレク山地内のカンボジア王国領内(プレアヴィヒア州)に位置するヒンドゥー寺院です。9世紀末にクメール人によって建設され、11世紀に増築されたとされます。

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