トゥルクメニスタンには現時点では世界遺産に登録されている自然遺産はありませんが、文化遺産として下記が登録されています。

  1. メルブ遺跡
    メルブとは、トゥルクメニスタンのカラクム砂漠の中にある、中央アジア最大の遺跡。トゥルクメニスタンではマル(またはマルイ、マリイ)と呼ばれています。1999年、トゥルクメニスタン初の世界遺産に登録されました。
    もとはホラーサーン地方の中心都市のひとつで、シルクロードのオアシス都市として栄えました。人口は100万人に達したといわれます。
  2. クフナ・ウルゲンチ
    クフナ・ウルゲンチは、トゥルクメニスタン北東部の都市です。人口は約3万人で、ウズベキスタンとの国境線に位置します。新ウルゲンチと呼ばれる現在のウルゲンチは、ウズベキスタンの都市となっています。12世紀には、ホラズム・シャー朝の首都として機能していました。2005年に、ユネスコの世界遺産に登録されました。
  3. ニサ
    ニサはトゥルクメニスタン南西部に残るパルティア王国時代の都市遺跡です。王の建造物群のあった旧ニサと民衆の居住地区だった新ニサとから構成される2つの遺丘で、いずれも城壁に囲まれ、互いに1.5㎞ほど離れています。これら2つの遺丘は2007年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
    ニサは紀元前3世紀頃に成立したパルティア王国(アルサケス朝)初期の首都として機能していました。パルティア王ミトラダテス1世(在位紀元前171年‐紀元前138年)によってミトラダトケルトと改称されたこともありました。

トゥルクメン語翻訳サービストップへ戻る